「うちのアルバイトはどうしたらやる気を出してくれるのだろうか…」
「アルバイトのモチベーションを上げることで得られるメリットは何?」
アルバイト一人ひとりに性格や個性の違いがあるため、
やる気を出してもらうのはとても大変なことだと思います。
今回はアルバイトのモチベーションを上げることが重要な理由3つと、
やる気を引き出すためにできる方法3つをご紹介します。
1.アルバイトのやる気を引き出す理由とは?
なぜアルバイトにやる気を出してもらうことが重要なのかというと、
主に以下の理由があげられます。
- 生産性の向上
- 採用コストの削減
- お客様満足度の向上
この3つについて詳しく解説していきます。
・生産性の向上
アルバイトがやる気になってくれれば業務に積極的に取り組むようになり、
新しいことに挑戦しようという気持ちにもなりやすいです。
同じ時間でできることが増えるため業務の効率が上がり、
結果的には店舗の利益向上につながります。
モチベーションが高いアルバイトの存在によって
周りのスタッフが刺激を受けて士気を高められることもあります。
・採用コストの削減
アルバイトのモチベーションが向上すると不満を抱きにくくなるので、
職場への不満を理由に離職するケースを減らすことができます。
仕事にやる気が出ないと「もう辞めてしまおうかな…」という気持ちになりやすく、
そのまま離職につながってしまうこともあります。
アルバイトが辞めてしまうと再び求人を募集しなくてはならないため、
新たに求人広告費がかかります。
勤務初日までの準備を整えることや、
一から仕事を覚えてもらうことにもかなりの労力を必要とします。
離職率が下がれば採用にかかる時間と費用も少なくて済みますね。
・お客様満足度の向上
アルバイトのモチベーションが上がるということは、
それだけ職場環境に満足しているということ。
アルバイトの満足度が高まれば
必然的にお客様の満足度にもよい影響を及ぼします。
また、上述したように採用コストも削減できるので
その分お客様のためにサービスや環境を整える余裕ができるということからも
お客様の満足度が上がることにつながるでしょう。
2.やる気を引き出す方法とは?
では、どうしたらアルバイトがやる気を出してくれるのでしょうか。
ここではアルバイトのやる気を引き出すためにできる3つの方法を紹介します。
- 目標の共有
- 環境の整備
- アルバイトの育成
以下で詳しく解説します。
・目標の共有
アルバイトにやる気を出してもらうためには、
まず店舗が目指す目標を共有して
足並みをそろえて業務に取り組む必要があります。
アルバイトにも同じチームの一員であることを意識してもらいましょう。
たとえば
「ディナータイムの売り上げ目標は○○円だよ!
そのためにもオーダーミスなくしていこうね!」
というように売り上げ目標をひとつのゴールとして伝えて、
その達成のためにオーダーミスをなくすという
小さな行動目標も設定すると効果的です。
・職場環境の整備
人は誰しも不安や不満がある環境では思うような成果を出すことが難しいです。
Googleによる研究でも「心理的安全性が高いチームは生産性が向上する」
ということがわかっています。
たとえば
- 先輩のセクハラに怯えている
- 失敗をことあるごとに責め立てられる
- いつも希望通りに休みがとれない
といったストレスを抱えながらでは
よいパフォーマンスを発揮することは難しいでしょう。
アルバイトが存分に力を発揮できるように
- ある程度の失敗は許容してもらえる
- 助けを求めれば手を差し伸べてもらえる
- なるべく希望通りのシフト作成を心がける
といったように環境を整えることに力を入れていきましょう。
・アルバイトの育成
なぜ育成でモチベーションが上がるの?と疑問に感じる方もいると思いますが、
日々の仕事がルーティン化すると退屈に感じ、
モチベーションが下がってしまいます。
定期的に面談をおこなって現状へのフィードバックと
今後の目標を設定する機会を設けましょう。
正当な評価を受けていると感じると承認欲求が満たされますし、
目標をクリアしていく毎に自信がついていくので、
よいパフォーマンスが期待できます。
スキルアップするほど店舗に貢献できていると感じられ、
更なる成長への意欲がわきます。
【まとめ】アルバイトのやる気を引き出そう!
アルバイトのやる気を引き出すことは簡単なことではないかもしれませんが、
モチベーションが上がることによって
- 生産性が上がる
- 採用コストが削減できる
- お客様満足度が上がる
といったメリットがあります。
これらは人材不足や早期離職といった問題の解決にもつながることです。
アルバイトが働きやすい環境を整えるとともに、
しっかり同じ目標に向かって進んでいける仲間として
育成にも力を入れていきましょう!