履歴書の志望動機欄は、採用の結果を左右する重要な項目です。
それ故にどのように記載すればよいか悩みどころ、という人も多いでしょう。
今回は、採用されない志望動機と採用される志望動機について具体例を用いて説明しています。
本記事を読めば、採用される志望動機のポイントを掴みむことができます。
それでは早速みていきましょう。
(採用されない志望動機1)採用する側のメリットがない
これは採用する側の目線で考えたときにメリットがない志望動機となっているケースがあてはまります。
たとえば、
「未経験の自分でもできそうだから」
と書いてしまっては、採用する側からはメリットが感じられません。
「未経験OK」「簡単なお仕事」
と募集要項にあったとしても、
数ある応募の中から自分を採用するメリットを考え書き換えることが重要です。
この場合、どうしてその仕事に興味を持ったのか、
仕事内容のどの部分に興味があるのか、といった内容を併せて記載しましょう。
興味をもって仕事に取り組むつもりであることを記載することで、
働くことについて積極的であることをアピールすることができます。
(採用されない志望動機2)自分の都合しか書いていない
自分の都合のみ記載されており、
働くことが主体となった志望動機になっていない場合です。
たとえば
「家から近い」
「空き時間を充実させたい」
などの理由でアルバイト先を選ぶ人も多いと思います。
ですがそれだけでは、あなたが働くイメージができているかが読み取れず、
働くことへの積極性が感じられません。
このような志望動機は採用側にメリットがあるように書き加えてみましょう。
たとえば「家から近い」という志望動機は
家から近いためシフトに入る時間の調整がしやすく、
多くのシフトに入ることができます。
と付け足せば、積極的にシフトに入りたい姿勢が強調できます。
志望動機を考えるときには、
自分の都合のみ書いてしまっていないかチェックしましょう。
(採用されない志望動機3)文章がまとまっていない
文章がまとまっていない場合、
あなたを採用するメリットがうまく伝わらない可能性があります。
志望動機を書く際に、アピールポイントが多数あったりなど、
書きたいことがまとまらないこともあるかと思います。
採用側は複数の応募書類を確認しなければなりません。
そんな中で、文章がまとまっておらず、
だらだらと長い志望動機を読むことは、採用側にとってはストレスになるでしょう。
その時点で印象が悪くなることもあります。
志望動機は、書く内容を絞り、
簡潔でわかりやすい文章を心がけましょう。
(採用される志望動機1)応募先で働きたい理由を明確に!
アルバイトをする理由が明確であれば、仕事に対する積極性がアピールできます。
たとえば一口に、お金を稼ぐ、という動機であってもその目的は様々です。
・資格取得のため、必要な経費を稼ぎたい
・生活費をまかなうため
・留学の費用を貯めたい
など、お金を稼ぎたい理由を明確にすることで、
「明確な目標があるため、長期的に働いてもらえるだろう」
「熱心に働いてくれそうだ」
という印象をもってもらえるでしょう。
また、達成したい目標がある、
というのは前向きで熱心な印象を与えることができるでしょう。
(採用される志望動機2)アルバイト先の特徴をしっかりイメージ!
応募する会社についてや実際の仕事内容などの情報を集め、
そこで働く自分をしっかりとイメージ
できていることをアピールしましょう。
企業や職場の特徴を整理することで、
自分がどんな働き方ができるかが明確になり
アルバイト先に合った志望動機を作ることができます。
たとえば、応募先が
「顧客とのコミュニケーションを大切にしているカフェ」
であれば
「これまで経験してきた接客のスキルを活かしたい」
「ほかの店とは違う接客スタイルが魅力的であると感じている」
「接客の経験があるのでスキルアップしたい」
などの志望動機が考えられます。
企業や職場の特徴を把握していること
仕事内容が応募者にあっていることなどを
アピールすることができます。
業務内容はもちろん、企業や職場の情報は
インターネットで簡単に調べることができます。
また、その職場で実際に働いている人に聞ける場合には、
雰囲気なども聞いておくと特徴を掴みやすいでしょう。
志望動機の流れ、書き方!
実際に志望動機を書くうえで、
整理しておきたい情報や、書く際のポイントを確認しましょう。
《情報を整理する》
志望動機を考える上で、役立ちそうな情報を整理しましょう
・応募の理由
・働ける時間
・活かせる知識や経験
・仕事への熱意
など、挙げたのは一部ですが、
まず上記の内容が考えやすいでしょう。
箇条書きでも良いので整理しておくと、その後文章にしやすいです。
《実際に文章にしていく》
志望動機は200字~300字、
または記載欄の8割以上を埋めるイメージで考えましょう。
決められた構成はありませんが、
これから記載する順番を参考にすると読みやすい文章を作ることができます。
1、なぜ志望したのか(職業について)
2、この職場を選んだ理由(職場について)
3、活かせる経験、知識、長所など
4、入社後のイメージ(働ける日数・身に着けたいスキルなど)
上記の順番で記載していくと自然で読みやすい内容になります。
業種、職種ごとの具体例はインターネット検索でも見つけることができます。
そういったページを参考にする場合にも、
上記4つのポイントに気を付けましょう。
また自分自身のエピソードを織り交ぜて記載すると、
オリジナリティのある志望動機を作成できます。
採用される志望動機を書いて、合格率をUPしよう!
志望動機は、履歴書のなかで一番個人差が出る部分で、
苦手とする人も多いでしょう。
しかし、志望動機は唯一自分を表現し、
他の応募者と差をつけるポイントでもあります。
これまで紹介したポイントに注意し、
自分だけの志望動機を作成してみましょう!