アルバイト面接で必要になる履歴書。書く機会が多くあるわけでもありませんし、アルバイトの面接を受ける際に始めて書くことになった、という人も多いのではないでしょうか。書き方がわからなくて困っている人も少なくないでしょう。適当に書いてもいいのではと思うかもしれませんが、履歴書はあなたを面接官にPRする大切な書類です。学歴や住所といった基礎的なことはもちろん、あなたの性格までもわかってしまいます。書き方をしっかりと押さえ、あなたの魅力が面接官に伝わるような履歴書を作成しましょう。
事実と違うことは書かないようにしよう
基本的な事ですが、嘘は絶対に書かないようにしましょう。履歴書は正式な書類です。どんな小さなものでもその履歴書に事実と違うことを書くことは偽造になりますし、もし嘘が発覚すれば、合格は取り消しになります。「履歴書の見栄えを良くすれば、面接も有利になるかもしれない」「少しぐらい盛っても大丈夫」と思うかもしれませんが、それは大きな間違いです。
履歴書はあなたの個性や長所、短所を知った上で、あなたに適性があるかどうかを見極めるために使われます。万が一、事実と違う部分が評価され合格してしまった場合、あなたの得意なことが活かせなかったり、苦労したりすることになるかもしれません。そのようなトラブルを避けるためにも必ず事実だけを書くようにしましょう。
ボールペンは黒、丁寧に書く
そのほかにも、履歴書を書くうえで守るべきマナーがいくつかあるので紹介します。筆記用具ですが、黒のボールペンを使いましょう。消せるボールペンは使ってはいけません。消せるボールペンは間違えた時などに便利ですが、修正や変更が簡単にできてしまいますし、文字が意図せず消えてしまうこともあります。そのため、書類の信頼性は大幅に下がってしまいます。上に書いたように履歴書は正式な書類です。同時に、事実が書かれていることを裏付ける信頼性が必要な書類でもあります。そのため消えない黒のボールペンで描くことが必要なのです。同様の理由で、修正液や修正テープを使用も避けましょう。どうしても間違えてしまわないか不安な方は、鉛筆であらかじめ下書きや練習をするなどの対策を取りましょう。
他にも、履歴書あなたのことを伝えるために書くものであるので、作成にあたって、読みやすい丁寧な字を心がけましょう。また、手書きの履歴書のコピーを提出する、履歴書を使い回すといった行為はやめましょう。
具体的に書く
志望動機や自己PRは具体的に書くようにしましょう。志望動機であれば、なぜそのアルバイト先を選んだのかを書きます。「給料が良かったから」「家から近かったから」とだけかくのではなく、そのアルバイト先に対する興味や魅力、コミュニケーション能力や知識などのアルバイトを通じて成長したいポイントなどを合わせて書くことで、面接官に熱意が伝わる文章になります。
自己PRでも「人と協力ができる」と単純に自分の得意なところをかくだけでは面接官には伝わりません。「部活を通じて」など、どこでどのように身についたのかを合わせて書くことで具体的なエピソードとなり、根拠のある自己PRとなります。
空欄は作らない方がいい
履歴書には学歴を書く欄の他にも免許や資格、自己アピール、志望動機などを書くスペースが用意されています。資格など、仮に書くことがなくても空欄で提出しないようにしましょう。なぜなら、面接官にとってその空欄は記入することが無いのか、記入を忘れているのか判断することができないからです。もし書くことが無く空欄になってしまう場合は「特になし」「該当なし」「なし」などと書き、記入漏れでないことがわかるようにしておきましょう。
また、自己アピールや志望動機の欄もあまり大きく余白を開けず、8割程度埋めておくことが良いでしょう。中にはなかなか埋まらず苦戦してしまう…なんてこともあるかもしれません。しかし、空白を8割埋めること自体が目的ではありません。あなたの考えていることや思いが伝わることが1番大きな目的です。あなたの伝えたいことが分かりやすく伝えられる文章かどうかを重要視しましょう。その結果、簡潔な文章にまとまっているのであればその点が評価される可能性もあります。しかし、あまりにも短すぎる文章では誠意がない、やる気がないとも取られかねません。短すぎず、長すぎないバランスを意識しながら文章を書き上げましょう。
省略はしない
見落とされがちなことですが名称などの省略はせず、正式なもので書きましょう。例えば、生年月日を書く際に平成をHと省略したり、学歴欄で高等高校を高校と略して書いたりすることもNGです。また「〃」などの記号や「同校卒業」などを使うことも避けましょう。
また、職歴も省略せずに全て記載しましょう。アルバイトも立派な職歴です。会社名だけではなく、簡単な業務内容も含めて記入しましょう。多くて書ききれないといった場合には職務経歴書を別紙で作成し、職歴欄には「職務経歴書を参照」と記入しましょう。
履歴書をしっかり書いて合格率アップ!
今回は履歴書を書くときのポイントやコツについてご紹介しました。履歴書だけで合否が決まるわけではありませんが、面接時の印象が大きく変わるものでもあります。第一印象を決めるといっても過言ではないでしょう。第一印象を良いものにし、そのまま合格に結び付けましょう!