大学生活４年間の間にアルバイトの一つや二つを経験したという大学生は多いでしょう。中には、「五つ、六つ、いやそれ以上のアルバイト経験があります」という大学生も少なくありません。高校生でもアルバイトをしている人がいることはよく耳にしますが、自由度という面では大学生のほうが、簡単にアルバイトをできる環境です。

 それでは、なぜ、大学生がアルバイトをすることで得するのか？また、そのメリットとは何なのか？についてご紹介いたします。

 

 大学のキャンパス内やサークルでも人との出会いのチャンスはありますが、周りはほとんどが同年代の学生です。一方、アルバイト先では、いろんな年代の人との出会いがあります。例えば、アルバイト先の職場には、上司や先輩、後輩などあらゆる年代の人が一緒に働いています。アルバイトをすることによって仕事を通じた付き合いができるだけでなく、世代ごとの物の考え方の違いなど、より視野が広がります。

 大学生が選ぶ主なアルバイト先は、ファストフード店、居酒屋、コンビニエンスストアや警備会社、新聞販売店、学習塾といった飲食業やサービス業が、よく候補にあげられます。大勢で働く職場は、協調性を大事にします。つまり、アルバイト先である職場は、みんなが協力して働かないと仕事が捗りません。アルバイト先では、人との出会いばかりでなく、出会った人と一緒になって働くという協調性が生まれます。

 

 アルバイトとは言え、働くということは就業形態の一つです。アルバイトに就くことによって、労働し、その対価で賃金を得るということになります。また、アルバイトは、社会人に必要なビジネスマナーが身に付く場所でもあります。

 

 例えば、アルバイト先では、接客や電話対応、言葉使いやクレーム対応など社会で役立つマナーが身に付くと同時に、仕事上のルールを理解できるようになります。これらのビジネスマナーや働くための仕事のルールと言うものを理解していれば、大学生活を終え、社会人になった際も速やかに良好な人間関係を築いていけるでしょう。

 

 アルバイトは就職活動にも大いに役立ちます。例えば、就職には面接は付きものです。

 面接でよくある質問としてアルバイト経験の有無が挙げられます。面接官は、採用する人物が挨拶の仕方や仕事上のルールというものを身に付けているかを採用の条件にしている場合があります。つまり社会人としてのマナーや仕事上のルールやスキルと言ったものを身に付けていれば、採用後、即戦力として期待できるからです。例えば、ファストフード店や居酒屋の店長経験者などはリーダーとしての資質を備えていると評価されるでしょう。

 

 また、アルバイト先の上司や先輩から就職活動に必要なアドバイスや、求人など企業に関する情報が手に入りやすいというメリットもあります。さらに企業によっては、自社でアルバイトをしている学生から新卒採用を行うという企業もあります。アルバイト経験者には、選考を有利に運べるというメリットがあります。

 

 アルバイトは自分の好きなことやりたいことが見つかる可能性があります。例えば、将来、何をやりたいのか分からないとか？私にはどんな仕事が向いているのか？悩んでいる大学生は多いと思います。それでも大学生という４年間の間にどんな仕事に就くかという結論を出さなければなりません。仕事も食わず嫌いと一緒で、やってみなければその仕事が好きなのか。嫌いなのか分かりません。そういう大学生こそアルバイトを経験してみましょう。

 

 一つよりも二つという具合により多くのアルバイトを経験してみましょう。先ほども述べたようにアルバイトにはいくつもの業種が存在します。製造業からサービス業、金融関連などネットや雑誌など調べて行けいくつでも見つかります。いくつものアルバイトを経験することにより、将来、自分の就きたい職業や、やりたいと思う仕事が必ず見つかるでしょう。

 

 

 アルバイトのメリットについていろいろとお伝えしてきましたが、アルバイトをするには、よりメリットがたくさん感じられる場所で働きたいですよね。そのためには、どんな仕事が自分には向いており、アルバイトとして働いたことが将来、自分のためにどれだけ有益であるかと言うことを基準にしてアルバイト先を選びましょう。

 

 時給が高いと思ったアルバイト先が実はブラック企業だったということもあると思います。アルバイトが学業の妨げになったりすることは絶対に避けたいものです。そのためにもアルバイト先を決めるときには、大学の先輩やアドバイスやしっかりした求人広告であるかなど慎重に確かめて決めましょう。アルバイト先でビジネスマナーや仕事のルールやスキルを身に付けるためにも、自分の資質をより高めてくれる場所で働くことを心がけましょう！

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