求人サイトに求人広告を掲載して募集を開始したのに、
なかなかバイトが集まらない。。。
せっかく費用と時間をかけて掲載した求人の反応が悪く、
お困りの方も多いと思います。
そんなとき、学生でも主婦でもフリーターでも
とにかくどんな人でも応募してほしいと
幅広くバイト募集されるお店も多いと思います。
しかし全く応募が来ない時の原因としては、
広告を見て応募してくれる人が想定していたターゲットと違う
ということが考えられます。
では、しっかりとターゲットを選定し、
求人に記載するにはどうしたらいいのか、解説します!
1.採用におけるターゲティングとは?
まず「ターゲティング」とは、ターゲットを選定することを言いますが、
この「ターゲティング」とはもともとマーケティング用語で、
“どの顧客層に自社製品を売り出すか選定すること”を意味しています。
市場規模や自社の強みなどさまざまな要素を考慮していくことで
狙った顧客層に対して自社の製品を売り出すことができます。
採用においては、採用したい人材の特徴に対し、
獲得したい採用のポジションを当てはめていくことになります。
大事なことは、「誰に」「何を」「どのように」伝えるのかということです。
これがうまくいくと、順調に採用できるだけでなく、
働いてからも長く勤めてもらえる利点もあります。
逆に採用がうまくいってない場合、
このターゲティングがネックとなり、うまくいってないケースが多いです。
ターゲティングがうまくいかないと、
どのようなバイトを探しているのかが明確にならず、
広告に記載する文章や写真だけでなく、応募資格などの情報までもが曖昧になり、
応募者は自分に合う求人なのかが判断しづらくなります。
2.ターゲティングの方法とは?
まずはそのバイトに適した人材はどの層の人なのか絞りましょう。
例えば、夕方以降に融通が効きやすい学生なのか、
昼間の時間帯で長く勤めてくれる主婦層なのか、
狙う人材によって求人媒体やメッセージも変わってきます。
では、実際にターゲティングしてみましょう。
まず働き方に合わせた属性(学生・主婦・フリーターなど)を絞ることは、
そんなに難しくありません。
冒頭で少し触れたように、
例えば平日の夕方以降のバイト人員が確保したいのであれば、
夜は夕ご飯お支度などで自宅で働く可能性が高い主婦層ではなく、
授業終わりに手の空いた学生をターゲットにしてみたり、
逆に昼間のバイト人員を確保したいのであれば、
主婦層をターゲットにしてみたりするイメージです。
このように属性をしっかり設定することで、
求人の記載内容をより伝えやすくなります。
ターゲットが明確に定まったら、今度はペルソナを設定しましょう。
ペルソナとは、より具体的な人物像です。
年齢や性別、職業、住所、趣味、家族構成などを具体的にイメージすることで、
その方のニーズを満たす求人内容が明確になり、
より求人広告で何を訴求すれば良いのかが決めやすくなります。
例えば、主婦層の方であれば、
50代の子育てを終えてある程度時間の作れる地元の方を設定し、
その方の満たすニーズは何かを考え求人内容に記載していきます。
子育てを終え時間に余裕あるものの、
趣味の時間なども考慮し平日のみにしたり、
夕方以降の勤務はお願いしません、など
さまざまな事象を考えてみましょう。
3.ターゲティングしたらすぐに求人掲載しよう!
ペルソナを絞ったら今度は求人掲載先を決めましょう。
狙った人材が多くしている媒体を選ぶことで
効率的に採用活動が進められます。
求人掲載先を決めたらすぐに求人掲載を始めましょう!
求人掲載では、求人にまつわる情報をできるだけ詳しく記入することが重要です。
待遇や仕事内容など具体的に記載し、
応募者がそこで働いている自分の姿を想像できるようにすることで、
応募のハードルを下げたり、
ミスマッチを防いだりすることが期待できます。
また、写真や動画を掲載できる場合は、
狙うターゲットと同じ性別や年代のバイトの仕事風景を掲載しましょう。
自分との共通点がありそうなバイトの仕事の様子を把握することで、
よりバイト先への親近感が湧きやすくなり、応募率が向上します。
余裕があれば自身の店舗のサイトや採用サイトを作成し、
求人掲載に載せることで、興味を持ってくれた方へのアピールにもつながります。
4.バイトが集まらないならターゲットを絞ろう!
いかがでしたでしょうか。
バイトが集まらないからといって、
無闇にターゲットを広げると逆に相手に伝わりづらくなります。
特に文章を書くのが苦手なお店の方は、
ターゲットを絞ることで求人内容が書きやすくなります。
応募者が求人の文章に求めているのは、
内容がわかりやすく、仕事内容がイメージできるかどうか、なのです。
ですので、バイトが集まらない時こそ自分のお店の特徴を知り、
どの層に来てもらったらいいのか考えていきましょう。