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​​最新の飲食店のリーダーシップとは?サーバントリーダーシップについて解説!

2023/01/02

今回は飲食店でのリーダーシップについて解説いたします。

高度経済成長期の日本では、リーダーの強い意思と統率力をもとに
メンバーを引っ張っていく【支配型のリーダーシップ】が主体となっていました。
【トップダウン】という言葉がしっくり来る方も多いかと思います。

飲食店では店長や副店長が指示を出し、
従業員はそれに従って仕事をするというスタイルです。

そのなごりは令和となった現在でも、
飲食店を含め多くの業種でも見受けられることがあります。

最近ではリーダーが従業員ひとりひとりの能力を発揮できるよう
サポートするスタイル【サーバントリーダーシップ】が注目を集めています。

そんな【サーバントリーダーシップ】についてメリット、
デメリットをざっくりまとめましたので、是非参考にしていただければと思います。


1.飲食店にありがちなリーダーシップ【支配型のリーダーシップ】とは?


まず、【サーバントリーダーシップ】についてお話する前に、
【支配型のリーダーシップ】がどのようなものであるか紹介いたします。

上記でも記載したように高度経済成長期の日本では、
リーダーの強い意思と統率力をもとにメンバーを引っ張っていく
【支配型のリーダーシップ】が主体となっていました。

その背景として、一定の品質を備えた製品やサービスを
大量かつスピーディに世に送り出していくには
とても効率的な手法だったからです。

しかし、現代では消費者のニーズが多様化し、
それでは追いつかない状況となっています。

その上【働く人の価値観も多様化】しており、
今までは当たり前と思っていた【支配型のリーダーシップ】では
従業員が付いてきてくれないといった状況に陥ってしまいます。

【支配型のリーダーシップ】の特徴としては

・指示が命令的
・一方通行
・課題についての対策は一人で考える
・力で引っ張っていくイメージ

などが挙げられます。

【支配型のリーダーシップ】のリーダーがいる現場では、
従業員はリーダーからの指示がないと働かない、
【指示待ち】といった状況になります。

また、現場にまとまりが出ない、
空気が重いなど雰囲気が悪くなりがちです。
その上、従業員の自主性が損なわれれば成長も遅くなってしまいます。


2.最近、注目されている!サーバントリーダーシップとは?


リーダーが従業員ひとりひとりの能力を発揮できるようサポートするスタイル。
それがサーバントリーダーシップです。

一人一人が最大限の能力を発揮できるように
潤滑油のような役割をリーダーが担います。
つまり、主役は従業員となります。

リーダーは、適切なサポートを行い
メンバーを導いていく存在となります。

また、一人一人のモチベーションにも気を配り、
常に良い環境を整え全員で目標を達成していくといった
多方面のスキルが必要となります。

これをクリアし、真価を発揮できれば最高の仕事ができることでしょう。

また【支配型のリーダーシップ】が主体だと意図せず劣悪な環境と
なってしまうことが多く、離職率が高い傾向にありました。

しかし、【サーバントリーダーシップ】を導入している場合は
離職率が減少しています。

これは、命令的な指示の出し方だったり、
上からの物言いではなく、対等な目線に立ち、
協力し合いながら仕事をすることでメンバーが
自分の仕事に価値を見出すことができるようになるからです。

離職率を下げるという観点からも
【サーバントリーダーシップ】の導入を検討してみてはいかがでしょうか。


3.押さえておきたい!サーバントリーダーシップの注意点!

サーバントリーダーシップにはメリットがたくさんありますが、
もちろんデメリットと言える部分も存在します。

デメリットの一つ目は、組織の成長に時間がかかるということが挙げられます。
【支配型のリーダーシップ】では、
一人一人に時間をかけて育成することはしないので、
それゆえに時間をかけずに同じくらいのスキルをもった人材を大量育成が可能です。


しかし、サーバントリーダーシップでは一人一人の良いところを見つけ、
伸ばしていくためメンバーの育成にどうしても時間がかかってしまいます。

個人の長所を最大限に活かしていくには、
リーダーとしての素質と実力がなければ務まらないでしょう。

デメリットの二つ目は、サーバントリーダーの選出も時間がかかるということです。

最初にリーダーとしての素質があるかという部分がネックとなります。
個人を一人一人を理解し見ているリーダーもなかなかいません。

一人ではとても難しいので、導くのであれば
複数人のリーダーで役割を分配して管理を行うのが良いと思います。


3.リーダーシップに変革を!

【支配型のリーダーシップ】と【サーバントリーダーシップ】
それぞれに違った特徴があり適切に使えばどちらも悪いものではありません。

環境や状況によって使い分けていくのが良いでしょう。
しかし、大部分は【サーバントリーダーシップ】への
切り替えが進んでいくことでしょう。

消費者のニーズの多様化と働き手の価値観の多様化の双方が密接に絡み合い、
今の時代を作っています。

そうした中では、【支配型のリーダーシップ】が全く機能しない時が来るかもしれません。
これから先の時代、さらなる多様化が目に見えています。
さらなる個人にあったサービスの提供が求められていくことでしょう。

時代の変化に柔軟に対応できるよう
【サーバントリーダーシップ】の導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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