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飲食店の離職率が高い理由とは?理由と改善方法についてご紹介!

2022/12/13

折角、コストをかけて採用した人材が早々に辞めてしまう場合があります。
こうした問題で悩んでいる採用担当の方が多いのではないでしょうか。

飲食の現場というと、昔から厳しいというイメージがあります。
いまだに、そういったイメージが払拭できていないのも原因ではありますが、
近年は働き方の多様化によって、いままでよりも簡単に辞めてしまうケースが増えています。

主な原因としては、募集内容と実際の現場でのイメージの相違が挙げられます。
よくある「思っていたのと違う。」というものです。

募集を見た人が持った期待値と実際の現場での相違、
これは伝える側がいくら努力をしても受ける側がどのように捉えるかわかりません。
ですので、人材募集を行う際に「メリット」を書く事も大切ですが、
しっかりと働く上での「デメリット」(注意点)などを記載しておきましょう。

また離職率が高い原因が職場環境にある場合もありますので、
状況把握などを行い改善するようにしましょう。

ここでは、離職率を下げるための対策をいくつかざっくりと紹介いたします。
離職者が多くて悩んでいる採用担当の方は是非参考にしていただければ幸いです。

1.離職原因その1!求人でのミスマッチ

 一番の理由と言っても過言ではありません。
冒頭でも記載しましたが、求人広告に記載している内容と
実際の現場での相違が離職の原因になっている場合が多いです。

例えば

・週末土日出勤のみでOK!と記載されていたのに、実際は平日の出勤を多く要望される。
・記載されていた時給は最高時給で、新人の場合は記載した時給よりはるかに低い。
 また時給アップの条件が厳しいので最高時給まで達するのは不可能に近い。
・明るく親しみやすい職場!優しい先輩が手厚くフォロー!など
 記載があるが実際は新規スタッフを放置している。

結果的に早期離職に繋がってしまうと、
再度求人活動を行うはめになるためコストがかかりいいことがありません。
求人内容に魅力的な文言を盛り込みたいのであれば、
実際にその環境を作ってから記載するようにしましょう。


2.離職原因その2!受け入れ態勢の不整備

 これに関しては完全に雇う側の管理不足や準備不足が原因です。
「誰」が「いつ」新人として入社するのかわかっているのに、
逆算して準備ができないのはただの怠慢でしかありません。

制服、シューズ、ロッカーなど新規スタッフが入社するまでに前もって準備

飲食であれば、制服やシューズなどの準備があると思います。
準備を怠っていたり、当日にロッカーの空きがないので、
とりあえず出勤ではない人のロッカーを利用させたりと、
その場しのぎの対応が多いとイメージダウンしてしまいます。
チェックシートなどを利用して前日までに必要なものを揃えてあげるようにしましょう。

バックヤードの整理整頓、清掃をしっかりと行う

バックヤードの衛生面がよくない、整理整頓が行われていないと離職しやすいです。
環境面の整理はしっかりと行いましょう。
誰でも汚い場所ではたらきたくないですよね。
清掃ができていない場合は、普段から行うよう心がけていきましょう。

話はそれますが、バックヤードの整理整頓ができていないと
盗難率が上がってしまうというデータがありますので、
できていない場合は整理整頓をしておきましょう。

私物を置いている従業員がいる場合は持ち帰らせる

バックヤードは従業員しか利用しないので、
乱れやすくまた私物を置いている場合もあります。
私物が無くなった時いちいちその対応をするのは非常に面倒です。
不安要素は持ち込まないよう徹底的に排除しましょう。

もしも、一向に私物を片づけないようであれば自己責任で管理するように伝え、
書面で同意書に署名してもらうなど事前に対処しておきましょう。

3.離職原因その3!新規スタッフへのコミュニケーション不足

 これに関しては、どこの職場でも少なからずある事だと思います。
コミュニケーションは不足しても過多でもよくないですが、
これは雇った人材の年齢や性格によっても左右されます。
職場の環境改善を行うなど対策が必要です。

雇ってまず行う事は研修だと思います。
研修となれば担当が付き、育成を行うのが一般的ですが、
担当者以外がコミュニケーションを取らないような職場があり、
居場所がないと感じて辞めてしまう場合があります。

入ったばかりの人を放置してしまうのは良くありません。

職場にうまく馴染めないのは本人にも原因がある事ですが、
まずは既存の職場の人間がその人を受け入れてあげるような雰囲気を作ることが大切です。
挨拶だけでもよいので「おはようございます」「お疲れ様です」は
最低限を交わすようにしましょう。

自分がそこにいることを認めてもらえるだけで、辞めにくくなります。

昨今は特に同じ職場のスタッフであるにも拘らず、
あいさつすらしない、しても適当に会釈するだけといった状況が見受けられます。
確かに社会全体がそのような知らん顔をするような
雰囲気にあるので仕方ないことかもしれませんが、
仕事をする上での最低限のコミュニケーションは、
当たり前のこととしてできるように指導する必要もあります。

必要以上に干渉しなくても良いですが働く上での、
潤滑油として連携が取れるぐらいお互いが信頼しているような職場が理想的です。

職場を良くしたい、状況を改善したいと考えているのであれば、
一度全体を見直してみるのも良いかもしれません。


【まとめ】離職が多いとわかった上で対策しよう

 離職率に問題があることは理解していると思いますが、
自社のどこに原因があるのかしっかりと把握できていない場合は
上記のようなことに注意して職場全体を良く見回してみると良いかもしれません。

学生が多い場合や、パートの主婦が多い場合など職場によって
環境も違えば、働いている従業員の年齢も違います。
また従業員の年齢が幅広い場合は、応じて対応するのが難しい場合があります。
適宜、状況にあわせて判断、改善が必要です。

環境に変化によって既存スタッフが辞めてしまうケースもありますので、
職場の環境を変更する場合は既存スタッフとの相談も忘れないように準備しましょう。

ここで一番言いたいことは、いきなり始めてもうまくはいきませんし、
インスタントに即効性のある改善策はありません。

離職原因を特定できた場合は必ず改善計画を立て、
優先順を決めて少しずつ行う事をオススメします。
離職率が高い事は社会的な問題ではありますが、
仕方ないと諦めずに全ての状況に目を向け、
新規スタッフの離職率を下げれるように改善しましょう。
それと合わせて既存スタッフへの感謝と配慮を忘れる事なく、
行っていけば改善に向かっていきます。

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