「アルバイト不足で求人広告を出してみたけど、全然応募が来ない…」
年々人口減少や少子高齢化が進み、売り手市場のこの時代に、このような悩みを抱えている企業が多くあるでしょう。なんとなくの内容で、なんとなく媒体を選んでいては応募は集まりません。応募を増やすためには、応募が来ない原因を知り、戦略を立てることが必要不可欠です。以下の3つのポイントを押さえつつ、採用活動を見直してみましょう。
①求人情報が良くない
まず原因の一つには、
・求人のタイトルが長すぎる
・求人情報の内容が薄い
・掲載写真の選定が悪い
などの、求人情報が良くないということがあります。
また、仕事内容に具体的な記載がないと、求職者は働いている自分をイメージできません。
好条件であったとしても、そういった求人に応募するのはかなり勇気がいることです。
記載すると良いものの例としては、
・一日の業務の流れ
・仕事の大変なところ
・任せたい仕事内容
などがあり、これらの記載があることで、仕事内容がイメージしやすくなります。
掲載写真に関しても、例えば「店舗の外観を背景にして従業員一人が写っているもの」と「店内で複数の従業員が、提供している料理を持って写っているもの」を比べるとしたら、後者の方が情報量が多くなってイメージが膨らみますね。
以上を意識して簡潔かつ具体的ににまとめてみると良いでしょう。
②採用手法とタイミングが合ってない
もう一つの原因として、ターゲットに対しての採用手法とタイミングが適正でない場合が考えられます。求人情報を「どこに載せても同じだろう」と思っていませんか?
近年では求人媒体が多様化しており、それぞれ会員属性(業種、年代など)やメリット・デメリット、課金形態も異なるため選択肢は多岐にわたります。そのため、ターゲットと会員属性が合っていなかったり、媒体のメリット・デメリットを理解しないまま掲載していると、「思うように応募が集まらない…」「時間とコストを無駄にかけてしまった…」という事態に陥ります。また、ターゲットによって求人情報を多く見る時期・見ない時期も違ってきます。
アルバイトの主戦力ともいえる学生・主婦(夫)の層で言えば、3月、4月は入学卒業シーズンで新生活が始まるということもあり最もアルバイトを探す人が多い時期と言えます。逆に8月は夏休み期間前から既に働いている人が多く、12月も年末年始など師走で何かと忙しくなる時期のため求職者は減少します。適正な時期に、適正な媒体で求人掲載しているかを見直してみましょう。
③採用市場の調査が甘い
さらには、採用条件が競合他社と比べて悪いなど、市場調査が甘いということも原因の一つです。求職者の目線で見れば、複数の求人情報を比較してより良い条件の職場で働きたいと思うのは当然のことですよね。求人情報の時給や勤務時間にサッと目を通していき、最低限のラインを超えているものだけの詳細を見ていく、という人も少なくありません。そうすると仕事内容の魅力を伝える前に応募の候補から外されてしまうこともあるので、特に待遇については相場をしっかりと把握していないと応募数の減少につながります。
また、ターゲットの年齢層によっても魅力を感じる条件は違うため、どんな年齢層に刺さる求人広告を出したいのか?というところも整理して設定し、しっかりと市場調査をした上で掲載することが重要と言えます。
【まとめ】人材獲得には戦略が重要
いかがでしたか?残念ながら、何も考えずに求人広告を出すだけで応募が集まる時代は終わってしまいました。
今の売り手市場を生き抜くには、
・求職者が働くイメージをしやすい求人情報・掲載写真を発信する
・求人媒体をターゲットやメリット・デメリットによって再検討し、適正な時期に広告を打ち出す
・市場調査を徹底し、相場を踏まえた待遇の設定や、年齢層によってアプローチの仕方を考える
といったところから見直してみて、必要な人材を確保できるように入念に戦略を練って採用活動をしていきましょう!