アルバイトの採用面接では応募者の特性を見極めるだけでなく、応募者に「このお店で働きたい!」と思ってもらう必要があります。 もちろん求職者は、働くつもりで面接に来ていると思いますが、良い印象を持ってもらい安心してもらうことがベストです。
面接官は「お店の顔」として誠実な態度で応募者に接し、応募者の本来の姿を引き出せるような質問や雰囲気づくりを心掛けましょう。採用面接は限られた時間にどれだけ応募者の適性と可能性を見いだせるかにあります。
採用面接のためのポイントをまとめてみましたので、確認してみましょう!
採用面接のポイント①面接の流れ
流れを作ることで完結に要点をまとめ短時間で面接を完了することができます。時々、面接する側の立場が上と思っている方いますが自分たちも見られていることを意識して応募者を思いやる気持ちをもって行いましょう。
ここでは面接の流れを5つのポイントに分け解説します。
1、挨拶・自己紹介
まずは、来てもらったことに関する感謝を伝えましよう。あなたが面接する側とはいえ応募者も貴重な時間を割いて面接に来てもらっているわけですからそこに対する感謝は忘れないようにしましょう。
次に、面接官の自己紹介をします。名前はもちろん、社内においてどういった立場の人間か丁寧に伝えましょう。
2、緊張を和らげる
挨拶、自己紹介が終わっていきなり面接を開始するのではなく「迷わず来れましたか?」「昨日はよく眠れましたか?」など気軽に答えれる内容の質問をし簡単な会話をしましょう。
3、業務内容の確認
応募した内容に間違いがないか、仕事内容などを簡潔に改めて応募者と確認しましょう。ごく稀ではありますが、業務内容や時給を勘違いしていたりする方がいますのでトラブルにならないためにも確認を怠らないようにしましょう。
4、質問をする
志望動機、勤務条件などを確認しましょう。過去の経歴や性格などそのほか気になることは質問しておきましょう。
5、応募者からの質疑応答、締め
応募者からの質問がないか確認し時間を取りましょう。仕事に対する不安や、疑問を解消することで良い印象をもってもらうことができます。
最後に採用の可否に関する連絡をいつごろ、どのような方法で行うのか伝えます。
ここに記載したこと以外にも、応募者から聞き出したいことがあれば、付け足したいことがあれば追加するのも良いでしょう!
ポイント②質問事項
面接において一番重要な部分となります。質問で見るべきところは
①意欲はあるのか
②条件と合っているか
③すぐ辞めないか
④周りとコミュニケーションがうまく取れそうか
⑤身だしなみや言葉遣いは適切か
の5点を意識しましょう。
それでは、項目ごとに確認しましょう。
①意欲はあるのか
応募者がこの仕事をしたい理由など、意欲があるのか確認しましょう。正社員の雇用ではないにしても、やる気のない人に任せるわけにはいきません。
②条件と合っているか
つまりは、こちらと応募者との条件が合っているかということですがまずは、働き始められる時期、週にどのくらい出られるかなどお互いに確認しましょう。また、シフトを組む時の参考として月にどのくらい稼ぎたいかも聞いておくと後で揉めなくても済むので聞いておくと良いです。
③すぐ辞めないか
応募者の年齢によって質問が変わりますが基本は一緒です。「何か長く続けていることはあるか?」という質問をしましょう。20歳前後の人へは、習い事や部活、趣味など、社会人に対しては職歴から、話を聞いていくのが良いでしょう。
④周りとコミュニケーションがうまく取れそうか
どんな仕事でも言えることですが、最低限は周りとコミュニケーションが取れる人かどうか見極めましょう。趣味や、休日の過ごし方など、普段どういった行動をしているのか聞くと良いです。せっかく採用しても、馴染めないで辞められてしまっては元も子もありません。
⑤身だしなみや言葉遣いは適切か
至極当たり前のことですが、身だしなみ、言葉使いが適切でないと話になりません。身だしなみはそれだけでその人がどんな人なのか判断することができるので、身だしなみができていない人は論外です。
また、言葉使いに関しても職場の仲間とのコミュニケーションはもとより、お客様との会話をするといった場合に最低限のマナーができていないと、採用してから正す必要があるため、必ず注意して観察しましょう。
ポイント③面接後の対応
面接して採用したいと思った人がいても、辞退されてしまっては元も子もありません。実際に求職者が内定を辞退しようと考える理由として多いのは、「思っていたような職場や環境ではなさそうと感じる」ことです。例えば、「面接を行った人の態度が悪かった」「職場が衛生的ではない」などが挙げられます。こういったことを感じさせないよう日頃から気を付けておきましょう。
それ以外では、面接後の連絡がないことが挙げられます。連絡はマメに迅速に行い、応募者の不安を解消してあげることが重要となります。
また、初めての場合は研修制度や教育制度など事前に詳しく教えてあげると安心し辞退し難くなりますのでしっかりと伝えるようにしましょう。
ポイントをしっかり整理して採用につなげよう
面接を行う際のポイントは掴めたでしょうか?
面接で全てが決まるわけではありませんが、やはりなんでも始めが肝心です。採用してから、円滑なコミュニケーションが取れるよう職場に慣れてもらえるように、しっかりとした環境作りを行いましょう。
最後ですが、笑顔と感謝を忘れないこと。それが一番大切なことです!