「バイトテロ」は最近よく耳にする言葉です。
アルバイト先での迷惑行為や悪ふざけのことをさしています。
ひとたびバイトテロに関わってしまえば
あなたの今後の人生に大きく影響する可能性が高いです。
この記事では、バイトテロについて詳しく紹介しています。
バイトテロになりうる行動や、その危険性を理解し
回避する行動を取りましょう。
バイトテロって何?
「バイトテロ」とは
飲食店や小売店などのアルバイト店員が
勤務先で迷惑行為や悪ふざけを行う様子を撮影し
それをSNSに投稿することにより
社会的な批判を浴びる不祥事
のことです。
アルバイト先は主に
社会的なイメージダウン
商品の交換や返金、設備の消毒などによる損害
などの被害を受けます。
最悪の場合は廃業に追い込まれるでしょう。
このようにアルバイト先が受ける被害は大きく
アルバイトによるテロ行為、略してバイトテロと呼ばれています。
バイトテロの概要
バイトテロは重大な損害をもたらす行為ですが
アルバイトをしていれば誰でも
起こしてしまう可能性があります。
バイトテロがどのようにして発生してしまうのか
概要を見ていきましょう。
◉誰もが加害者になる
重大な被害をもたらすバイトテロですが、
引き起こした当事者の全員が
アルバイト先にテロ行為をしてやろう
と考えて行動しているわけではありません。
「そんなに大事になるとは思わなかった」
「仲間内だけで楽しむ悪ふざけのつもりだった」
そんな軽い気持ちで発生するバイトテロも多いのです。
このようにバイトテロはアルバイトをする人の
身近なところに存在しています。
自分が当事者や加害者にならないように注意しましょう。
◉場合によっては訴訟を引き起こす可能性
バイトテロはアルバイト先に
大きな損害をもたらすだけではありません。
器物破損罪や業務妨害罪として
刑事責任を問われる可能性もあります。
また企業がアルバイトに対し
損害賠償を請求する訴訟を起こすケースも
実際に発生しています。
◉原因はスマートフォンやSNSの発達
バイトテロが発生する背景には
スマートフォンやSNSの発達が大きく関係しています。
だれでも自分が撮影した写真や動画を
SNSに投稿することができるようになったためです。
またTwitterやインスタグラム、YouTubeなど
映像が主体のSNSの発達は、
バイトテロ行為が瞬く間に世間に拡散する要因でもあります。
仲間内だけに公開したつもりが
誰かが動画を保存してしまったら
元の動画を消しても、
どこかのメディアで公開され続けます。
バイトテロの防ぎ方
バイトテロの当事者や関係者にならないために
どのような行為がバイトテロにつながるのか、
注意すべきことを確認しましょう。
◉プライバシーにはしっかりと注意をはらう
アルバイト中に知りえた情報について
SNSで発信したり
顧客の情報を友人や家族に話すことも
バイトテロにつながる場合があります。
たとえば
有名人の○○がアルバイト先に来た!
と写真付きでSNSに投稿する行為
などが当てはまります。
情報漏えいについてルールを設けている企業がほとんどです。
アルバイト中にあった出来事について
SNSに投稿したり、友人や家族に話す場合には
一度バイトテロにならないか考えましょう。
◉悪ふざけはしない
当たり前のことですが
アルバイト中は上司の目が無かったとしても
仕事に集中しましょう。
自分がアルバイトをする目的を再確認し
仕事に取り組みましょう。
◉仕事以外の時間も気を付ける
仕事をしている以外の時間に
バイトテロが起きるケースも見られます。
特にSNSの投稿については
休憩時間や休日でも気を付けるようにしましょう。
◉みんながやっているから、と流されない
アルバイト仲間のバイトテロ行為を目撃したり
バイトテロ行為を強要されても
絶対に加担してはいけません。
その場の雰囲気に流されて
バイトテロ行為をしてしまえば
取り返しのつかない事態に
発展してしまうこともあります。
できれば上司に相談しましょう。
職場が大きな損害を被る前に
解決できるかもしれません。
他人事ではなく自分も加害者になってしまう意識を持って、アルバイトを楽しもう
バイトテロは、犯罪行為にもなり得る
重大な迷惑行為です。
アルバイト先へ大きな損害をもたらします。
SNSやスマートフォンが発達している現代において
バイトテロは他人事ではありません。
自分も加害者になる可能性があることを理解し
SNSを正しく利用することが大切です。
バイトテロを回避し、
楽しいアルバイト生活を送りましょう。