飲食店にとって従業員のシフト管理は
重要な業務の一つです。
しかし手間がかかり、細かい調整も必要なため
苦手に思っている管理職の方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんなシフト管理の重要性や
シフトを組む際のポイント等を紹介します。
ぜひ最後まで読み
シフト管理の苦手を克服しましょう。
1.飲食店のシフトの重要性
シフト管理はなぜ重要なのでしょうか?
シフトを適切に管理することができなければ
どのようなことが起こるのかを見ていきましょう。
・経費を適切に把握することができない
シフトを管理することができなければ
経費を適切に管理することが難しくなるでしょう。
飲食店を運営するうえで、人件費は重要な経費です。
その日の売上予想に対して
適切な人員を適切な人数で配置することで
無駄な人件費を減らすことが可能です。
シフトを管理し、適切な人員配置ができていない場合
売上の少ない日に余計な人件費がかかってしまったり
逆に売上が多い日に人員が足りず、
売上を伸ばすチャンスを逃してしまう可能性もあります。
・従業員とのトラブル発生のきっかけとなる
シフトは、そこで働く従業員にとっても大切な要素です。
たくさん働いて稼ぎたいフリーターもいれば、
通学や育児など、他の予定との兼ね合いで
時間に制約がある人もいるでしょう。
これらのバランスを考えシフトを作成できなければ
職場への不満につながり、
最悪の場合、離職につながる可能性もあります。
また、従業員の人間関係や実力などを把握できておらず
相性の悪い従業員同士を働かせてしまい
店舗のパフォーマンスが落ちたり、
従業員同士のトラブルにつながる恐れもあります。
2.シフト管理の難しさ
シフト管理が重要であることはわかっていても
難しさも多くあるのが悩みどころです。
ここではシフト管理の難しさについて紹介します。
その1:シフトの調整に手間がかかる
シフトを作成するためには
「従業員にシフト希望を提出してもらう」
「シフト希望を確認しシフトを組む」
だけでなく
「人員が足りない日に出勤を依頼する」
などの調整が必要になります。
また、一度シフトを作成しても
従業員の予定の変更や、売上予測の調整などで
再度シフトを組み直すこともあり
手間と時間がかかります。
その2:シフト作成に集中できない
シフトを作成する時間を事前に設定していても
店舗が営業している限りは
不測の事態が発生したり、
他にも行うべき業務がたくさんあったりなどで
シフト作成に集中できないという悩みもあります。
その3:労働契約や法令を守らなければならない
従業員の希望通りにシフトが組めたとしても
ついうっかり連勤になってしまったり
労働契約で決めている時間を超過してしまう、
逆に必要な時間数を満たしていないなどという事態が
発生することもあります。
そういった様々な面に気を付けて
シフトを作成することが難しいと感じている人も多いようです。
3.シフトの組み方のポイント
作成したシフトが適切であるか確認するには
どうしたら良いでしょうか。
チェックすべきポイントを確認しましょう。
その1:従業員の人数は適切か
これまでの売上データから
忙しい時期や曜日、時間帯などを把握したうえで
人数が適切かどうか確認しましょう。
その2:能力のバランスが取れているか
従業員の能力は、経験年数や適性などにより様々でしょう。
すべての役割をこなせる人もいれば
まだできない仕事がある人もいるでしょう。
その時間帯に即した能力バランスで
人員が配置されているかきちんと確認しましょう。
そのためには、日ごろから従業員の能力を把握することが大切です。
その3:人間関係の配慮ができているか
従業員も人間なので、仲が良い悪いだったり
仕事での相性が悪い組み合わせなどもあると思います。
そういった配慮ができていないと
店舗のパフォーマンスが落ちてしまう場合もあります。
仲が悪いだけでなく、仲が良すぎる場合にも
私語が増えたり、仕事に甘えが発生したりなど
パフォーマンスが落ちてしまうといったケースもあります。
そのような相性を把握するためにも
普段からの従業員とのコミュニケーションを大切にしましょう。
【まとめ】シフト管理をしっかりしよう!
今回はシフトを管理する難しさや
ポイントについて解説しました。
シフト管理は、従業員の希望に合わせシフトを作成し
調整が必要なことも多く手間のかかる業務です。
しかしうまく管理できれば、経費や人員の確保など
メリットは多くあることがわかりました。
シフト管理を徹底し、店舗運営をスムーズに行えるようになりましょう。