最近「ブラック企業」という言葉が
一般的になってきたのではないでしょうか。
みさなん、
認知されている通り、
不当な労働や法外な勤務状況を強いる会社のことです。
社会問題になっていますが、
社会人だけでは無く、バイトにも同様のケースがあります。
「ブラックバイト」と呼ばれるアルバイト先が増えてきており、
危険度が高い場合があるため注意が必要です。
この記事では、
ブラックバイトで働かないための特徴や対処法をお伝えします。
ぜひ参考にして、
楽しいアルバイト生活を送って頂ければと思います。
ブラックなアルバイトの特徴とは
ブラックなアルバイトが増えている理由として、
法的な規定が無く明確な判断ができないことが挙げられます。
例えば、
時給に対しての適正な労働量は法律で決まっていないため、
会社側の判断となっています。
中には、人件費を節約するため、
無理難題を押し付けられるケースがあるでしょう。
しかし、
法律の基準が無くても、
いくつかの共通した特徴があります。
こちらでは、
ブラックバイトによく見られるポイントを確認しましょう。
◉長時間労働やサービス残業をさせられる
労働基準法という言葉をご存知でしょうか。
1日8時間、週40時間と定められているため、
基準を超えた労働をしている場合ブラックバイトの可能性があります。
また、休憩時間に関しても、
6時間以上の勤務で45分、8時間で1時間と決まっています。
この規定を超えての労働は、
残業として計算されますが、
適正な残業代を貰えずサービス残業がよく発生するならば
ブラックだと言えるでしょう。
◉買取や弁償をさせられる
レジ精算時の誤差や、
商品の売れ残りに対しての弁償や買取といった要求は、
アルバイトでは違法労働に当たります。
社内規定に載っていない対応を求められる場合は、
ブラックバイトだと言えるでしょう。
但し、
故意に状況を作り出した場合は、
法的に弁償や罰金といった罰則が発生します。
◉パワハラ・セクハラ
上司が立場を利用して圧力で従わせたり、
暴言を吐くパワハラ(パワーハラスメント)が
横行している勤務先はブラックバイトだと言えます。
パワハラは、
身体的だけでなく、精神的なケースも該当します。
また、異性に対してのセクハラ(セクシャルハラスメント)も
ブラックの特徴だと言えるでしょう。
◉勝手にシフトを組まれる
事前に勤務できない旨を伝えているのに、
勝手にシフトを組まれる場合は、
ブラックバイトの可能性が出てきます。
また、必要以上に負荷をかける勤務状況を強いる場合も同様だと言えるでしょう。
例えば、
ワンオペバイトや責任者代理の勤務といった状況です。
適正なシフトで人数を確保しなかったり、
無理な出勤を強要してくるケースは注意が必要です。
ブラックバイトだったときの対処方法
アルバイト先がブラックだと感じた場合、
早急に対処する必要があります。
こちらでは、
ブラックバイトだった時、何をすべきか確認しましょう。
◉労働基準監督署に相談しよう
厚生労働省に属する、
労働基準監督署という機関があることをご存知でしょうか。
別名、労働者の警察署と呼ばれており、
不正を行った企業への指導や従業員の逮捕を行っています。
アルバイト先がブラックの場合、
多くの人は上司に話すことができないです。
勤務先での行動が難しい場合は、
恐れずに労働基準監督署に相談してください。
解決策や対処法を一緒に考えてくれるため、
一人で抱え込まずに済むでしょう。
◉辞める
ブラックバイトだった場合、
早急にアルバイトを辞めることが必要です。
決して無断で辞めるのでは無く、
1ヵ月前には退職の意向を示して規定に則って対処しましょう。
また、状況によっては断られたり、
引き止められたりしますが、
自分の意思をしっかり持って行動することが大切です。
ブラックだから辞めるでは無く、
学業と両立したいといった適切な理由があれば
スムーズに退職することができるでしょう。
ブラックバイトに引っかからない方法
これからアルバイトを探す方や
ブラックバイトで退職して次を見つける場合、
悪質な職場を回避する必要があります。
こちらでは、
ブラックなアルバイト先に引っかからない方法を2つお伝えします。
◉常に募集をしていないかを確認
常にアルバイトを募集している場合、
慢性的な人不足か、
長続きしない職場といった可能性が出てくるため、
ブラックバイトの危険性があります。
確実にブラックとは言えないですが、
人が足りないため、
求められる労働量が増えることが考えられます。
特に、好条件で常にアルバイトを募集している場合は注意する必要があるでしょう。
◉労働基準法を確認しておく
労働基準法を確認しておくことで、
ある程度ブラックバイトを回避できるでしょう。
また、アルバイトのみならず就職活動の際にも役立ちます。
確認ポイントとして、
労働時間や残業、
休憩といった体制を面接時に確認しましょう。
バイト募集の記載内容と相違がある時は、
違法な労働環境の可能性が高くなります。
ブラックバイトで働かないために、しっかり確認しよう
労働基準に沿っていないバイトは、
危険性が高いです。
無理をすることで身体を壊すことがあるでしょう。
しかし、
アルバイトを経験することは、
社会を学ぶ上で非常に大切です。
ブラックバイトで働かないために、
特徴や対処法を必ず確認しておきましょう。
この記事を参考にして、
健全なアルバイト環境でより多くの学びを得て欲しいと思います。